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歩きましょうか、6時間ほど

Posted by junko on 29.2012 アルゼンチン Argentina 2   0 comments   0 trackback



2012年4月24日


早朝まだ暗いうちに起きる。
山の朝は芯から冷えるので、
何枚も重ねた分厚い毛布から出るのはやっとのことだ。

共有キッチンでお湯を沸かしてお茶を飲む。
もう早く飲みたいのに、
標高のせいでお湯が沸くのにも時間がかかる。

この沸点の低さが一番顕著に影響するのが、
パスタだ。
どうしてもぶよーんとした茹で具合になってしまう。
だからなんだな、こっちの人達はパスタをスープに入れて食べるのは。






早く起きたのには理由があって。
今日はサンイシドロという隣の村まで、
トレッキングをするんだ。
片道3時間、往復6時間。
今日の夕方のバスでウマワカに帰る私達は、
イルーシャ村に午後イチくらいで戻ってこなくちゃならない。
ってことは、、、相当早く出発しないと。

起きた時は真っ暗だったのに、
外に出た時にはもう陽は登っていた。
山の夜明けは早いんだな。





残念ながら良い天気!とは言えない空の色。
だけど私達は出発した。
サンイシドロ村に向かって。






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下から見上げたイルーシャ村。
山が背景にあるだけで、こんなにも威厳が出ちゃうものか。






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雲がさ、山の下にあるんだもんね。






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あ、馬が来るよ






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この道は地元の人々が日常的に使う道だから、
たくさんの馬や人に追い抜かれたり、
すれ違ったり、、、






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やっぱりこういう原色の服って、
山で暮らすには必須なものなのかも。
だって無機質な岩山の中で、めっちゃ目立つもんね。






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おまえも一緒に行くか?





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ずっとついて来るんだから






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道はどんどん山奥へと進み、やがて川辺に出た。
大きな石がゴロゴロある砂利道を、
川に沿ってひたすら歩く。






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足下に転がる石は、
こんなカラフルな色してる。






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少しずつ、太陽が出てきた





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いくつもの川を越え、
何匹もの犬と戯れながら、歩くこと3時間弱。
やっと村が見えてきた。





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着いたぁ~ぷはぁ~






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可愛いお出迎え?






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空への階段みたいだ







そして辿り着いた、サンイシドロ村。
なんてことはない、山の中にひっそりと存在する小さな村。
だけど、、、だけどさ、
しっかりと、人々はづいているんだよね。
よくもこんな山奥で暮らせるよなって、正直思うもん。
物資も少ないし、朝晩はめっちゃ冷えるし、それでいて日中の日差しは焦がすような強さで。

住み易いかどうかって言ったら、私にとっては、決して住み易くはない。
だけどこの村に生まれて、この村で育った人間には、
あたりまえの、ごく自然な生き方なわけで。

ブエノスアイレスを思い出してごらんよ。
ここだってアルゼンチンだよ。
とても一つの同じ国とは思えない。

なんていうか、、、超越してる。
山の存在感が、とにかく凄いんだ。






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『HOSPEDAJE』とは、民宿のこと。






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すれ違う人は少ないけれど、
しっかりと人の『生活』を感じる。





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すぐ犬に絡まれる。





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ロバもまったく私達人間を怯えず、
完全なる自然体でそこに佇んでいる。





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目が可愛いんだよーたまらん





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雲よりも村の方が高いなんて。
こんな景色、見たこともないし来たこともなかった。






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その辺の道端に座って、ビスケットのランチを取る。
通りがかる村人も、特に私達を気にしない。
そう多くの観光客が訪れるわけでもないだろうに。
なんだ、このありのままの自然体は。
新しい、知らない場所に来たっていうのに、全くそんな気がしない。
山に包まれているからだろうか。






帰り道、また見上げる村。
何度も思ってしまう、よくこんな場所に村を築き上げたなぁ。






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川越え谷越え、来た道とおんなじ道を辿って帰る。
太陽だけが行きとは違って、
強く私達を照らす。





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イルーシャ村に着く頃には、体も軽くなっていて、
なんだか頭ん中もスッキリして気持ちいい。
標高の高い所で6時間も歩いたのに、
全然頭も痛くない。
私の体はすっかり高度順応したみたいだ。



なのに、そんな時。
もうすぐゴールって間際になって、なんと靴の底が剥がれてしまった。
どうも歩く度にベコベコ変な感触があるなぁとは思っていたが、だ。

めちゃくちゃ歩きにくい姿勢で、底を引きずるように歩いていたら、
たまたますれ違った女性がそんな私を見かねたらしく、
自分が持っていた毛糸で、靴と底を結んで縛ってくれた。
もちろん即席の対応だから、ずっとこれで良いわけないんだけど、
その親切心がほんとに身に沁みた。

思わず「ありがとう!!!」と抱きついてしまったくらい。













山と共に生きる人々の暮らしをほんのちょっとだけ垣間見たような、
2つの村での時間。

蛇口から出る水はヒヤっとするほど冷たいし、
陽が沈んでから吹く風は乾燥していて、体を芯から冷やす。

商店に並ぶ品々の物価はビックリするほど高く、
とにかく坂道が多くて足の筋肉はぴきぴきいってる。

ロバや馬が人の生活に溶け込んでいて、
いやむしろ必要不可欠で。
相変わらずノラ犬はとてつもなく人懐っこい。





「ここで生まれたら、これが当たり前なんだ。」





なんて当たり前のことを、思ってしまう。





「ブエノスアイレスに上京したらビックリだろうな。」





なんてお上りさん的考えも浮かんでしまう。






多分、私にとって新鮮だったんだろう。
山々に囲まれた奥地で住む人々が。
そういえば最近、都会ばかり訪れていたせいかもしれない。

インターネットも通じない場所で、
6時間歩いて、
少ない物資で飲食して、
なんか、全部スッキリした。

こういう時間を求めていたのかもしれない。









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Author:junko
北の大地でお魚食べて育った少女が、
世界へ旅に出ます。

写真が好き。
でも人はもっと好き。

まだ見ぬ出会いを、笑顔を、そして
感動を求めて。

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