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情報ゼロで

Posted by junko on 27.2012 アルゼンチン Argentina 2   0 comments   0 trackback




2012年4月22日


私達はサルタからフフイ行きのバスに乗っていた。
盗難防止から、いつもは後部座席を狙って座るのに、
今回はバス会社の手配で勝手に一番前の席に決められてしまった。

右横に、アジア人の男性が一人座っているのが見えたが、
彼が日本人かどうかがわかるのは、
出発直後に立ち上がった彼が頭をぶつけて、
「イタッ!」と叫んだ瞬間だった。



それがイケヤさんとの出会い。



旅をしながら出会う世代っていうのはだいたい決まっている。
私達と同じ20代後半~30代前半か、
20代前半の学生が80%を占める。
たぶん20代半ばは新卒で働き初めて数年、一番勢いの乗ってる頃だし、
30代後半となると色々動きづらくもなるんだろう。
40代の旅人には、もちろん出会うことは出会うけれど、
その数は少ない。
誤解を恐れずに言うと、
旅が人生そのものになっているような人や、
ものすごいオーラを放っている人、
ちょっとイワクツキの人、
そんなところだ。



イケヤさんは、ぱっと見その40代ゾーンの世代に見受けられたが、
上記のような旅人とは大きく異なって、
しっかりと日本の社会を背負う大きな背中のようなものを感じた。
話し始めてそれはやはり当たっていたと実感。
イケヤさんは、ひとつの企業のトップであり、家族を養う父であり、
そして、旅が大好きな一人の男性であった。

長年の夢であった世界旅行。
仕事に一つの区切りがついて、社員や家族の理解もあって、
超短期間の弾丸旅行を実践中であった。
その日程やルートを聞くだけで、
のんびり贅沢に進む私達からするともう本当に、圧巻の一言である。

勢力的に移動し続けて来たイケヤさん。
この南米を最後に、二週間後には日本へ帰る予定だという。
一日一日がとても貴重で、
だからこそ精一杯この旅時間を生きている、そんな印象を受けた。
キラキラしていた。




昔、学生の頃も旅をされたそうで、
その時とは大きく違った旅スタイル。
もちろんそれは時代の変化も大きく影響するけれど、
自分自身の変化の方も事実ある。
予算や時間、労力のかけ方。
そんな違いも認識しながら、それでもやっぱり旅が好きだと実感する。

イケヤさんは、私達の旅バナシにも興味を示して下さって、
応援の言葉をたくさんいただいた。
なかなか世間一般の概念からは理解を得難い選択をしてしまったばかりに、
自分達のなかに葛藤があるのは事実。

「いい歳して、フラフラして、、、」

「家族が心配してるのに、、、」

「将来どうやって生計たててくの、、、」

そんな声は常に耳に鳴り響いている。
私自身が私に向かって言っている。



けれど、自分よりも人生を長く生きている先輩に、
この生き方を、選択を、肯定されると、
やっぱり無条件に嬉しくなるし、心強くなる。
いま現在、日本社会の中で戦っている人に言われるからこそ、
余計に真実味を帯びて心に響く。

この選択に恥じない生き方をすればいいんだ。
それだけだ。









二時間弱のバス移動の中で交わしたイケヤさんとの会話に、
背中を押された私達は、
フフイに着くなりすぐにウマワカ行きのバスに乗り込んだ。
本当はもっとイケヤさんとお話していたかったし、
フフイに滞在することだって可能だった。

だけど私達は、前に進んだ。




長い旅の中で一瞬とも言えるような出会いと会話。
そんなことが、自分を奮い立たせる支えや力になったりする。
だからいつも人に助けられてる。
イケヤさん、出会えて良かったです。
ありがとうございます。










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山々に囲まれた道をバスは進む。






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そして夕方近く、目的地のウマワカに着いた。





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宿だけは予約してあった。
バスターミナルからすごく近いのに、迷ってしまう。
でも別に怖くない。
初めての、それも情報もまったくゼロの町なのに、
ぜんぜん怖くない。
不思議だ。
この感覚、どこから来るんだろう。
変な自信と信頼に支えられてる。

無事に宿に着き、荷物をほどき、町に出た。
斜光が眩しい。太陽が近いせいだ。
標高の高い町に居るんだと実感する。






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無防備に寝てるよ






町を望む丘に登る。
空にぐんと伸びているのは、変わった形のサボテン。
こんなのが、にょきにょきとたくさん生えている。




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「次行ってみよー」





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まだ寝てるよ。連れて帰っちゃうぞ可愛いなーもう。






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宿には私達しか客は居なかった。
独占したようないい気分で、
キッチンも自由自在に使って、
新しい町、情報ゼロの町に乾杯。



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Author:junko
北の大地でお魚食べて育った少女が、
世界へ旅に出ます。

写真が好き。
でも人はもっと好き。

まだ見ぬ出会いを、笑顔を、そして
感動を求めて。

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