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宗教は人間がつくる~鳥人儀礼~

Posted by junko on 10.2012 チリ Chile   0 comments   0 trackback


2012年4月1日




イースター島にもともとあった宗教。
まずはモアイ信仰。
しかしモアイ造りに奮闘すると同時に、
島は人口過剰による食料不足、資源枯渇、
それによって不満の溜まった弱者部族が反旗を翻し、
モアイ倒し戦争が始まる。

その後モアイ崇拝に取って変わったのが鳥人儀礼。
そして、西洋人がこの島を支配したことによる、カトリックの布教。




今日は日曜日。
教会のミサを見学できるということなので、
9時からのと11時からのと、
じゃ、早い方に行きましょかって。






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独特のデザインが施された教会。
中には椅子が足りず立ち見の人々も。
さらに外に溢れるほどの人数が集まっている。






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ミサは歌に溢れていて、
かしこまるっていうよりかは、
終始ほんわかした雰囲気。

最後、神父のスピーチが終わると、
隣り合う人々同士手を繋ぎ、お祈りをした。
そしてその直後、隣り合う者だけではなく、前後左右、
近くに居る者同士が、ハグや握手で互いの幸せを願う言葉を口にした。
彼らにとっては外人の私、
しかも明らかに観光客として見学に来ましたって感じ丸出しなのに、
島民の人々はあったかい笑顔で受け入れてくれた。




ちょっと、泣けた。




ポリネシアン風の人々はどこかいつもよりオシャレしているようだ。
髪に花飾りをしている女性も多い。
草で作った飾り物も持っている。
どうやらこの週に一度のミサは、
島民にとって互いに顔を合わせ、挨拶を交わし、
互いの健康と幸せを祈る大切な時間みたい。






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帰り道、町をお散歩。






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この鳥がモチーフのデザイン。
至る所で見かける。
お土産物だったり、家の壁だったり、、、



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何なんだろう、この鳥。
ちょっと気になって調べてみたら、
驚愕の事実を知ることになる。








これは、冒頭にも出した『鳥人儀礼』によるモチーフ。

“絶海の孤島”と呼ばれるほど、隔離された島で暮らす人々にとって、
自由に海を越えて飛ぶ鳥こそが、神の力を宿すものと考えられたという。
さらに鳥人儀礼とは、一年に一度行われるレースのようなもので、
島のいくつかのグループからそれぞれ代表者を選び、
島の南西端のオロンゴ岬から2km離れた対岸の島まで荒海を泳いで渡らせ、
グンカンドリの卵を割らずに一番早く持ち帰った者の上官が、
その一年間『鳥人間』となって島をおさめることができたという。

鳥人間は、『王』であると同時に、『神』として崇められた。

しかし、いくら上官といったような立場であっても、
つい昨日まで普通の一般ピープルだった人間が、
ある日を境に神になるなんて。
そこにカリスマ性を持たせ一般人との差別化を計るために行われたのが、
『食人』つまり人肉を食すことだった。

鳥人間となった者に、数人の生け贄が差し出された。
食人が行われた特別な洞窟は、今も残っている。
もちろん鳥人のモチーフは描かれて。






人間を神として崇めるために、
人間を犠牲にする。






なんて惨いことするんだろう。






神となった者は、
特別な住居に住み、ほとんど外出はできずに、
激しいボディペイントや、人間の髪で作ったカツラをかぶり、
厳しい禁欲生活に入ったらしい。
そして一年経ち役職を終えると、
元の住居へ戻ったという。
でも、一生涯その者は特別に扱われ、
鳥人間となった者だけが入ることのできる墓に埋葬されたという。
ものすごい徹底ぶり。






モアイ造りに翻弄され、結局は自らの手で破壊した結果、
島民はとにかく何か、次に新しく信ずるものにすがりつきたかったのだろうか。
卵を取りに行くだけでも命を落とすような厳しいレース。
その果てには、人間が人間を食すというタブーのような宗教。







のどかな風景。
咲き誇る花。
蒼い海。
すれ違うだけでも挨拶を交わしてくれる、あたたかい人々。
現在のこの居心地の良い素敵な空気からは、
想像もつかないような歴史が、この島には在った。

宗教なんて、結局は人間の都合の良いように塗り替えられるもの。
けれどそうやって一蹴するわけにもいかないような、
哀しさと、恐怖を感じてしまうのは、
信じて疑わない人間の生死が関わっているからだろう。






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パッと見ただけじゃ、
「かっこい~」で済まされてた鳥人儀礼のモチーフ。
こんな歴史があったなんて。
ますます奥が深いぜ、ラパヌイ(=現地語で「大きな島」)




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同じ鳥は鳥でも、アンタんとことはちゃうんやでー







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Author:junko
北の大地でお魚食べて育った少女が、
世界へ旅に出ます。

写真が好き。
でも人はもっと好き。

まだ見ぬ出会いを、笑顔を、そして
感動を求めて。

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