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ご飯食べてもいんですか?

Posted by junko on 08.2012 ブラジル Brazil   0 comments   0 trackback
2012年2月10日



旅人にとって、

 「ご飯をタダで食べられる」ことと、
 「ベッドにタダで眠れる」ということ以上に喜ばしいことはないんです。

この両者を見事に叶えてくれる夢の山、弓場農場。
そこへ向かう私達の気持ちはもちろん高揚していました。


けれど、その両者を得るための条件は、労働。
世の中そんな甘かぁない。
だから、今夜の夕食は、無いもんと思っていたんです。
だって今日働いてないから。


けれどすぐにその懸念は払拭された。
私達が弓場農場へ着くと、まず最初に食堂へ案内され、
ちょうど夕食時だったので、そこには大勢の人間が集まって食事を取っていた。
広さでいうとちょっとした町内会館くらいの広さの食堂だ。
そこで連絡のやり取りをしていた矢崎さんからのご紹介を受けて、
弓場農場トップ、ツネオさんにご挨拶した時の一言。




「まぁ、まずはご飯食べてから、ね」




いんですか!!!???
あれよあれよと席に着き、矢崎さんのガイドで晩ご飯を食べることに。
呆気に取られながら、ビュッフェ形式の食事のため立って列に並ぶ。
目に入るのは、彩り豊かな野菜や品数の多い和食のおかず。
甚だしく魅力的なメンツだ。

周りがそうしているように、まず炊きたての白飯をお皿に持って、
空いたスペースに好きなおかずを好きなだけ盛っていくのだが、
全然足りない。
おかずの上に別のおかずを乗っけないとスペースが足りないよ!
それでも興奮している私達は、てんこ盛のmyプレートを作ってしまった。
さらにそれプラスお味噌汁。
なんて素晴らしき晩ご飯!!!

席につくと、イグアス居住区で同じペンション園田に泊まっていた、
大学生おもしろコンビ、タクヤ&タイヘイが既に食べ終わるところだった。


「ようこそー。ここの飯と風呂はまじヤバいっすよ」


そんな期待をさらに膨らませるような言葉をストレートに受け取って、
がっつく私達を微笑ましく見てくれていた(と願う)矢崎さんは、

「いやぁ、やっぱり旅人の方達はたくさん食べてくれますね。
 まぁ、今日はゆっくりして、明日から頑張ってもらいますね。
 色々と他の人間が世話するはずだから」

そう言って去って行った。

もっちろんですとも!!!




それにしても美味しい。美味し過ぎる。
日本米の柔らかさ、お味噌の香り、納豆、新鮮な葉野菜、もうすべてが美味しい!!!




最高のおもてなしを受け、翌日から始まる労働の説明を一通り受けると、
早速私達はその例のお風呂に入った。

これがもう、、、言葉じゃ言い表せられません。

久し振りに浸かる浴槽、、、むしろ大浴場とも言える大きさ。
完全にここは銭湯です。
いやむしろ気分は温泉です。
あまりの気持ち良さに、「あぁーーーーっ」という声が出るのを我慢できませんでしたよね。
日本人に欠かせないのはお風呂です。

それに、ここで裸の付き合いが始まる。
何も知らない私にとって、弓場に住む皆さんに興味わくわく。
なるべく多くの人達とお話したいと思ってはいるけれど、
逆にあちらの方々からすれば、私なんて毎度毎度訪れるあまたの旅人の中の1人。
名前を覚えてもらうのだって大変だ。

けれど、こういうリラックスした瞬間を共有することで少しずつ心を開いてもらえるように、
自分の故郷の話や、旅の話なんかをした。

「北海道はなーんでも美味しいわよねぇ。あー、美味しいお魚食べたいわぁー」

「南米はどれくらい旅してるの?」

そんなちょっとした会話で、少しづつ、少しづつ。





移動の疲れも一気に吹っ飛び、翌朝、あの角笛が鳴り響くまで、
私達は深い深い眠りについたのだった。













『ぷおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーん』

『ワンワンワンワンワンワンワンワァァン!!!!!』

早朝6時、弓場の朝はこんな音で目覚める。
大きな角笛を、その週のご飯担当のお母さんが吹く。
その音に反応して、5匹の犬達が一斉に吠える。

まだ起きない頭でふらふらしながら食堂へ向かい、
黙祷のあと、朝ご飯をいただく。
弓場の方々はクリスチャンだが、そこに訪れる旅人やお客さんはそれぞれの宗教や習慣があるから、
それぞれが心の中で感謝の言葉を捧げれば良い、ということで黙祷の形を取っているという。

パンもご飯もある。和洋どっちもいけちゃう。
手作りヨーグルトは最高に美味しい。
ご飯に乗っけて食べる油味噌、これはもう、レシピを教わったほど美味しい。

朝からモリモリ食べて、さぁ7時から仕事だ。





弓場の仕事は男女分業だ。
旅人に与えられる仕事は、ほとんど農業や果樹園に関わること。
ここ弓場農場の収益を担う、オクラ・椎茸・マンゴー・グァバの栽培に携わることが主だった。
他にも養鶏、養豚、牧畜、稲、多種の野菜を育てているが、
それはほとんど販売用ではなく、自分達が生きていくために享受するもの。
さらに太陽発熱による湯沸かし、豚の脂で作った洗剤に石けん、大豆から作る醤油に味噌。

そう、ここは『完全なる自給自足』の生活を実現している場所。







私は主にオクラのパック詰めやグァバの世話をさせてもらった。
商品としては出せない形、品質のオクラを取り除く選択作業の末、パックに詰める。
オクラはブラジル人にとってすごく身近な野菜らしい。
グァバに関しては、虫がつかないように一つ一つに新聞紙をまいた。
グァバの収穫もした。

一方男性群は、トウモロコシやオクラの草刈りや、オクラの収穫、薪運びなど、
肉体的にハードな仕事を授かった。

それぞれ12時まで働き、角笛が鳴るとランチのため食堂へ向かう。
一斉に黙祷を捧げ、いただきます。




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1時から始まる午後の仕事まで、しばしの休憩。
美味しいからずっと食べていたいけど、昼寝したいのも事実。
あっという間に一時間は過ぎ、
さぁ、午後の仕事の始まりです。




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シャツをinするのが愛二スタイル。カカシかって。





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4時まで働いた後は、もう各自の自由時間。
お風呂に入る人、ギターを弾く人、本を読む人、、、
6時に角笛が鳴り響く。
夕食の用意ができました。
やはり全員一緒に黙祷を捧げ、「いただきます」




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毎食こんな風にして10種以上のおかずが並ぶ。目移りするほど魅力的。





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人数が人数だけに、使う食器やお鍋の数もすごいです





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蓋もね





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薪で火をたき、釜で焚くご飯は最高!





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雨上がりの後の澄んだ空気





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犬ものんびり屋さんになるわ





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ひとつひとつの物に、愛情や思い出、歴史を感じる。
そして美しい夕暮れ。




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夕食を食べ終わると、また各自の自由時間。
食堂の中に設置してあるTVの前に集う人、
テーブルで談笑する人、晩酌を始める人。

そんな風にして、弓場の一日は過ぎて行く。
空には満天の星。








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Author:junko
北の大地でお魚食べて育った少女が、
世界へ旅に出ます。

写真が好き。
でも人はもっと好き。

まだ見ぬ出会いを、笑顔を、そして
感動を求めて。

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