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怪しい雲行き

Posted by junko on 19.2012 アルゼンチン Argentina   0 comments   0 trackback



2012年2月6日




ぺんそのを出た私達は、
まず市バスでイグアス30km地点という場所へ行き、
そこでバスを変えてシウダ・デル・エステ(Ciudad del Este)という
パラグアイ、アルゼンチン、ブラジルの三国国境である都市へと。

そこからまたバスを変え、アルゼンチンのプエルト・イグアス(Puerto Iguazu)
という町へやってきた。





まぁ書いたらなんと簡単な道のり。
しかし現実は、たかがバス、されどバスなわけで。

問題はエステ(そう略すのがツウらしいね)でのバスターミナル。
降りた所と、次のバスに乗る所が違うんだもん。
しかも、遠いんだもん。

炎天下の中、バックパックを背負ってひたすら歩くこと、
何分だ?
30分?いや、一時間くらい歩いたような気もする。

けっこうキツかった。
たぶん、一人だったらくじけてたかもしれない。
たぶんというか、絶対だね。

だけど、みんなが居たから頑張れた。
というか、みんなが居たせいで諦められなかった。




・・・いや、誤解を恐れずに言うとだよ。




もうね、何度も「へいタクシー!」って呼びたかった。
コレクティーボっていう、乗り合いのバンみたいのも何台もあって、
その客引きのオッチャンに何度もついて行きそうになった。




けれどそんな甘ちゃんな私をみんなは許してはくれなかったね。
無言の圧力で、背中を押してくれたよね。
ありがとう。





ウユニ 857
まだ出だしは元気だったのね





ウユニ 859
こんな道をひたすら歩くよ





ウユニ 862
ひたすらにね





ウユニ 860
休憩中。けっこうキテます。





ウユニ 865
あとちょっと、、、











まぁそんな感じでなんとかバスターミナルに着き、
がったがた揺れるバスに乗り、
夕方プエルト・イグアスに着いた頃には、みんなヘトヘトだったわけですよ。
そりゃあ、アヤカ姫がぶっ倒れるのも無理ない話なわけっすよ。

バスを降りるなり、その辺のベンチに横になったまんま、
動かなくなってしまったアヤカ姫。
私達は、少し休めば状態が良くなるだろうと呑気にしていたけれど、
バスターミナルのスタッフが

「ここで寝てちゃダメだ!」

と来たもんだからさぁ大変。
アヤカ姫はまだ具合が悪そう。
そうなると、、、

まさかの医療スタッフ出現。
車椅子まで出てくるしまつ。
アヤカ姫を乗せた車椅子は、そのままバスターミナルの医務室へと運ばれ、
付き添いのアイジと共に姿を消した。
その間、アルゼンチンの通貨をまだ誰も持っていなかったので、
荷物を置いて啓陽がATMへ。
つーちゃんと私は、みんなの荷物番でベンチから動けず。


しばらくして、啓陽が戻ってきた。
アヤカ姫のために冷たい飲み物と、
アヤカ姫とアイジ二人の財布やパスポートが入っているカバンを持って、
啓陽は医務室へと向かっていった。


しばらくして、アイジがやってきた。

「救急車で病院行ってくるわ!」

「まじで!!???啓陽は?」

「え?会ってない。てかもう行かなくちゃだから!!」


どうやらアヤカ姫は熱中症になってしまったようだ。
バスターミナルの医療スタッフの判断で、
近くの病院で処置してもらうことに。
だけど、さっき医務室に向かった啓陽と会ってないのはおかしい。
とにかく取るものも取らず、アイジはアヤカ姫について病院へ。
そう、財布もパスポートも何も無い。



でっかいバックパック5人分の番人をしている私とつーちゃんは、
その場を動けず悶々としていた。
1時間くらい経って、啓陽が帰って来た。

「医務室みつけらんなかった、、、」

「まじで!?今ふたり病院運ばれちゃったよ!」

「えぇぇぇ?オレさっき病院まで行ったのに、、、」

「そうなの!?今さっき運ばれたばっかだよ」

「医務室みつかんないから、近くの病院まで行ったんだ。
 でも帰って来る時、救急車とすれ違った。たぶんあれだったんだと思う、、」

「まーじかぁ、、、」

「じゃあオレもっかい病院にカバンとか届けて来る。」

「わかった、、、行ってらっしゃい!!」



またもや二人になった私とつーちゃん。
身動きできずにただ待つばかり。

30分くらい経って、啓陽が汗だくで帰って来た。



「病院、居なかった、、、」

「えぇぇぇぇ、、、」



おかしい。
きっと別の病院に行ったのかもしれない。
それにしてもなんだか色々すれ違ってる。
どうにかしてこの負の連鎖を止めたい。

けれどもうかなりの距離を行き来して汗だくの啓陽。
ここはとりあえず、私達だけで先に宿に入って、
二人が戻って来た時にすぐ部屋に入れるようにしておいた方が良い。

5人分のバックパックを3人で分けて持つのは、無理だった。
やむを得なくタクシーで宿に。
するとまたもや負の連鎖。

「あなたがたの予約は入ってないワ。今日は3人部屋しか空いてないワ」




っかーーーーーー、、、なんだこれ。




ネット予約の番号を見せたり、
こちらに非がない事をなんとか主張して、
二人分の部屋を他の宿でみつけてもらい、
とりあえず私と啓陽はその宿へ移動。
そしてつーちゃんの待つ、元々予約してあった宿へと移動しようとロビーへ降りたら、、、


「あ!アイジ!!!あーちゃん!!!」


病院に居るはずの二人がそこに居る。
なんで!?


「点滴打って、すぐ帰って来れた」

「あーちゃんもう大丈夫なの!?」

「うん、心配かけてごめんねー」

「てか、なんでこの宿わかった??」

「病院Wi-Fi使えて、この町で一番安い宿がここやったから」

「さすがアイジ。よく来れたねー!てかお金は?」

「米ドルだけ持ってたから、それ使ったー」



何はともあれ、とりあえずアヤカ姫が元気になって良かった。
私達はつーちゃんの待つ宿へと向かい、
やっと5人が一つの部屋に集まった。

やっぱり啓陽が向かった病院とは別の病院で処置を受けていたらしい。
アヤカ姫は熱中症という診断で、
旅慣れていない彼女に無理をさせてしまったと一同反省。
どうしても『旅=忍耐』みたいなイメージがあって、
まだまだ自分は頑張れると思ってしまうけど、
集団で行動する時にはそれなりの判断が必要だ。

あーちゃん、ごめんね。







「とりあえずお疲れ!!!」

そう言って、アルゼンチンビール、キルメス(Quilmes)で乾杯した私達。
そのとき、まだ負の連鎖が終わっていないことを知る由もない。



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Author:junko
北の大地でお魚食べて育った少女が、
世界へ旅に出ます。

写真が好き。
でも人はもっと好き。

まだ見ぬ出会いを、笑顔を、そして
感動を求めて。

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