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若者のすべて~オーランド編

Posted by junko on 01.2012 アメリカ USA   0 comments   0 trackback



2012.1.7


それはほんの数秒の出来事だった。
車から降りるなり、ジョーはマイケルから私達の紹介を受け、
すぐさまこう聞いてきた。

「君たち、今夜は何か予定ある?」

一瞬戸惑いつつも、

「いや、、特に何もないです」

「だったらここにおいでよ!友達の誕生日パーティーがあるんだ。
 すごくいい場所だから」

そう言って、ジョーはぱっとメモにその店の名前と、自分の携帯番号を書いて
手渡してくれた。
しかし携帯電話という便利な機器から離れてしばらく経つ私達。

「ごめん、携帯ないんだ、、でもメールならできるよ!」

「おっけ、じゃあこれがメールアドレスね。後でメールして!」




何がなんだかわからないけれど、
どうやらお誘いを受けたようだ。
カメラが直った今、私達に特別ここオーランドでの予定なんか無い。

うん、行ってみてもいいかも。

前向きな返事をして、私達はその場を去った。







宿に戻り、ネットでその店を調べてみると、
なんともオシャレなカフェバー的空間。
けれど、誕生日パーティーだなんていう超内輪なイベントに、
こんな見知らぬ旅人が顔を出していいんだろうか?
しかも場所を調べると、宿からかなり遠い様子。
帰りのバスの時間のことなども気になる。
なんせ片道1時間半はかかるの必須なのだから。

そんな不安も込めつつ、ジョーにお誘いの御礼メールを送る。
すると、なんて優しいヤツなんだジョー、
こう返ってきた。

「心配いらないよ!車ならすぐ近くなんだし。
 行きは迎えに行くし、帰りも送るから!」

正直驚いた。
5分程度しか顔を合わせていない旅人に、
こんなに親身になって接してくれるなんて。

だけど、こんないい話、断る理由もない。
私達はジョーの親切心に甘え、そのパーティーに参加することに決めた。








ホテルの住所を告げただけで、
ジョーは迷わず迎えに来てくれた。
私達がバスで一時間半かけて行く道を、
ものの15分程度で車は爽快に走り抜けた。
車内で流れる音楽は、聴いたことのない、でもとても心地良いもの。

「まずオレんちに寄ってってもいいかな?
 おなかすいてる?オレのシェアメイトが何か作ってるかも」

そうして私達はジョーの家に招かれた。





ジョーには、ジェイミーとグレッグという二人のシェアメイトがいた。
彼らは私達を歓迎してくれて、
テラスで食事を振る舞ってくれた。
そこには焚き火をする大きな七輪のような陶器があり、
庭で拾って小枝で火を焚いて、
ちょっとしたBBQができた。






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中でも面白かったのが、
マシュマロを焼いてチョコレートとビスケットに挟んで食べる、
アメリカの若者なら誰しも学生時代のキャンプを思い出すお菓子。
その話が出た時、家にはマシュマロもチョコレートもビスケットもなかった。
するとジェイミーとグレッグは、

「ちょっと待ってて、買って来る!」

と言い出したので、そんなの悪いしいいよーと断ると、

「いいいのいいの、僕達が食べたくなったんだ!」

と言って、本当に買い出しに行ってくれたのだ。
その味はとーっても甘くて、
ちょっとだけアメリカンハイスクール気分を味わったのだ。




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それに、彼らは写真が大好きだった。
それぞれのお気に入りのカメラを持ち出しては、プチ自慢。
みんな、フィルム写真が好きだった。
マミヤとか、contaxとか、日本人には馴染みのブランドが出てくる。
私は写真は大好きだけど、機材としてのカメラにはほんとに疎くて、
話についていくのがやっと。
だけど写真好きという一つの共通項が、
私達の距離を一気に縮めたのは言うまでもない。





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ジョーが、「この写真集は最高だ」と言って持って来たのが、
これだった。



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そろそろパーティーに行こうか、という頃になり、
グレッグのガールフレンド、ステファニーも合流し、
みんなでお店に向かった。

そのお店の名前は、『スターダスト』

一歩入ると、ジョーがえらくオススメしていた理由がわかった。





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昔の小学校の教育のために使われていたパネルを使った展示や、
洒落た絵、写真などがずらりと飾ってある。
そして何より、そこに集う人々みんなが、
最高にオシャレなのだ。
店員さんはもちろんのこと、お客さんすべてが。
例えて言うなら、東京の美大生が造り上げたカフェで、
下北、代官山辺りに通うオシャレピーポーが集まってる感じ。
私は、自分の小汚い恰好が恥ずかしく恥ずかしくて、
一瞬旅人であることを悔やんだくらい。

まぁでもみんなはそんなのおかまいなしで、
屈託の無い笑顔で話しかけてくれる。
ジョーはその店の顔馴染みなので、
ジョーといれば怖いもんなしだ。




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「オーランドにはどれくらいいるの?」
「どれくらい旅をしてるの?」
「今までどこを廻ってきたの?」
「オーランドのここのビーチは最高だよ!」
「ダリ美術館には行った?あそこは絶対行くべき!」
「明日フリーマーケットがあるんだけど、来ない?」


どうしてこうもフレンドリーになれるんだろう。
まぁ、観光客としてオーランドを訪れる人は、
たいがいディズニーランドかユニバーサルスタジオに行くもんで、
こんなスターダストというお洒落カフェバーに行く観光客は
皆無に近いだろう。
それだけ興味深かったのかもしれない。

みんな最後には、

「オーランドの残りの時間を楽しんでね!」

そう言ってくれたのが純粋に嬉しかった。


主役のバースデーガールは、
これまた映画から飛び出してきたような可愛らしい女の子で、
何故だか和傘のオモチャを来客全員に配っていた。





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グレッグとガールフレンドのステファニー。







この店にいる若者たちは、
私達がバスで行き来する中で見る若者とは大きく違った。
バスの中は、ほとんどがキューバ系やアフリカン系の人種なのに対して、
ここにはほぼ白人しかいない。
そして洗練されたファッションで、
アート、音楽、映像に興味を持った人種が集まっている。
もちろんこういった店は東京にはいくつもある。
でも、こうしてオーランドという地で出会うことに、新鮮味を感じた。

地元の人間に出会わなければ、知り得なかったオーランドの一面。
ディズニーの魔法だけじゃなく、
しっかりと現実に生きる中で、魔法のような時間を楽しむ若者。
ジョーのおかげで、出会う事ができたんだ。





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ちゃっかりとホテルまでジョーに送ってもらい、
まだ5日間も滞在する私達なので、

「また会うよね!」

と軽い別れをして、その晩は過ぎていった。






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Author:junko
北の大地でお魚食べて育った少女が、
世界へ旅に出ます。

写真が好き。
でも人はもっと好き。

まだ見ぬ出会いを、笑顔を、そして
感動を求めて。

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