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ありがとう

Posted by junko on 28.2010 旅の終わり the end of travel   6 comments   0 trackback
旅が終わる。


照りつける太陽を全身に浴びた夏に始まり、
斜光が紅葉を照らす彩りの秋を迎え、
そして、枯れ木さえも絵になるヨーロッパの雪景色に感動した冬。。

移りゆく季節と共に、いくつもの国境を越え、
たくさんの出会いと別れを重ねた、
計18カ国48都市をめぐる、149日間の旅。

今、それが終わろうとしている。




DSC_6821.jpg



バルセロナからのフライトは、私をイスタンブールに連れ戻した。
そう、あの夏、かかえきれない期待と夢を胸に膨らませてやってきたこの国に。
トランジット待ちの今、日本へと帰る便まであと5時間。
不思議だ。
あの時の思いとは全く異なる感情で、同じ場所にいる。


この思いを、さぁ、どう表現しよう?



この日々を振り返るにあたって、
旅に出る前に私が掲げた目標。
やはりそれを避けては語れないだろう。

「生命力のある写真を撮ること」

そして、

「祈りの意味を探すこと」



今考えても、なんと大それたことを宣言したんだろう、私は。
でも自分で始めたこと。



前者について思うこと。

こんなにも毎日カメラを握りしめた日々は未だかつて無かった。
日記を書くかわりに、写真のフォルダがその役目を果たしていた。

振り返って自分の写真を見た時、
こんなにもたくさんの人々が微笑みかけてくれていることに驚く。
なぜならその笑顔は、レンズ越しの私に向けられているものだと思うと、
今さらちょっと照れたりもして、だけどめちゃくちゃ嬉しくて。

ここに映る彼らは、レンズの向こうに何を見てるんだろう?


私に写真を教えてくれた人は、こう言った。

「千葉の撮る写真は、千葉が全面に表れる」と。

それはもう隠しようがないらしい。
出ちゃうものは、出ちゃうんだと。

だけど欲張りな私は、違う面を見出したいと思った。
自分の存在をふっと消して、そこに在るがままの人間を撮りたいと思った。
私にとっては不得意なことであるのを認めたうえで、
それでも挑戦してみたかった。
それが、掲げた「生命力」に繋がるんじゃないかと思っていた。

だけど、やっぱりできなかった。
難しかった。
撮れなかった。


できないという事実を、認めたあとに。
じゃあ、私には何ができるんだろうと考えた。

私は対話ができる。
初対面同士が持つ緊張を、ほぐすことができる。
その先には、笑顔がある。
笑い声もある。

それ、撮ればいーじゃん。
今にも声が聴こえてきそうな、人々の笑顔を。

だってそこには私が存在しているから。
それが私の写真になるはずだから。

毎日シャッターを押して、やっと実感をもって確信できた。

初対面だからこそ生まれる笑顔。
初対面でしか見ることのできない表情。

慣れ親しんだ間柄でこそ生まれる笑顔。
慣れ親しんだ関係でしか見ることのできない表情。


いろんな顔を撮った。


私にとって、
人を撮ることは、一番難しくて、
だけど一番魅力的で、そして一番楽しい。



だけどまだまだ満足はできない。
もっとうまくなりたい。
もっと心が動く写真が撮りたい。

これからも挑戦は続きます。





さぁ、後者について語ろうか。。

「祈り」

人々が何について祈るのかを知りたくて、
その意味を追い求めてきたけど、
今はこう思う。


何を祈るのかは、もはや関係がない。


それよりも、教会やモスク、お寺が神聖たる所以は、
祈りに来る人々が、
「本当の気持ち」でいるからなんじゃないだろうか。

ある場所にわざわざ足を運んで、祈るという行為は、
「心からの気持ち、素直な感情」を表現すること。
そして、そんな場所が人々には必要なんだ。


嘘偽りのない、本当の思い、気持ち。
そうなれる場所。
そうなりたい人が集まる場所。
祈りの場。


人々が必要とするんだ、祈りの場を。
中身じゃない。
重要なのは、それを尊重すること。
何百年も守り続けてきた。
そしてこれからも何百年と続いていくのだろう。




旅をするということは、
何度も同じことの繰り返しだ。

何かに触れて、何かを知って、
誰かに会って、誰かを知って、
心が動く。

心が動いたら、今度は自分に問いかける。


なぜ動いたのか?


そしてまた新たなそれが始まる。
そう、自問自答の繰り返し。

感情と思考の狭間で、次から次へと降ってくる情報を受け入れながら、
どうにかして自分で消化したいと願う。

でもたまにそれが不可能な時もあって、悩む。


そんなことの繰り返しだったと思う。



それにしても凝縮された日々だった。
29年間生きてきた中でも、
こんなに密度の濃い、変化に富んだ日々を送るのは初めてだ。

凝縮されたまま私の中に蓄積されるには、あまりにも濃すぎる。
これから少しずつ、生活の中に溶かしながら、
ゆっくりゆっくり沈んでいくのを待とう。



DSC_6817.jpg

出会った人の手書きのメッセージや、思うがままに書き綴った感情が詰まった
旅ノート。
プライスレス。



DSC_6789.jpg

ウィーンでなくした財布の代わりに、
最後まで役目を果たしてくれたふざけたポーチ(もちろんH&Mにて購入)。
プライスレス。



DSC_6800.jpg

破けた二代目リュック。
プライスレス。



DSC_6814.jpg

壊れた50mmレンズ。
プライスレス。





みんなみんなありがとう。
私と一緒に旅した小物たち。

そして、私と一緒に妄想旅行してくれた、
このブログを読んで下さるみなさん。

本当に、ほんっとーーーーーーに、
最後まで応援ありがとうございました。

皆さんがいたから、今の私がここにいます。

結局、途中抜けた部分も最後まで書けなかったのに、
見放さず、見守ってくださって。
ほんと、感謝してもしきれません。

皆さんの顔を思い浮かべながら書くと、
自然とキーボードを打つ指も軽くなり。
私自身、書いてて楽しかったです。

今後このブログをどうしようか、
今思案中なので、
そのうちここでご報告できればと思っています。




さぁ。
もうすぐフライトの時間だ。

出会った全ての人々の笑顔を抱いて、
日本に帰ろう。




DSC_6780.jpg





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プロフィール

junko

Author:junko
北の大地でお魚食べて育った少女が、
世界へ旅に出ます。

写真が好き。
でも人はもっと好き。

まだ見ぬ出会いを、笑顔を、そして
感動を求めて。

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