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そういうの、いいと思う

Posted by junko on 17.2011 オーストリア Austria   0 comments   0 trackback

10月12日。
昨日のクリムトの接吻がまだ痺れてる。


どうしよう、まだ観たい。もっと観たい。
気になる、クリムトが気になる。
あぁ、人間は欲深いんです。


ということで、今日はレオポルドミュージアムという、
2001年オープンの新しめの美術館へ訪れた。


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ここの”ウリ”は、クリムトもそうだが、
エゴン・シーレのコレクションの数だという。
このエゴン・シーレという作家も、それまで私は知らなかった。
だが、激しくも儚い独特のタッチは、
クリムトとは違う形で私の心に印象づいている。
後から知ったのは、この2人は師弟関係にあったということだ。


美術館の敷地は広く、
子供連れの家族や若いカップルなどが、
カラフルなベンチに腰掛けくつろいでる。


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多分ここにいる人みんなが美術館に行くわけじゃないんだろな。
くつろぐ場所のひとつとして、その敷地を活用している。
なんかそういうの、いいと思う。


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ここは写真撮影が許されていた。


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シーレが幼少期に両親の”現場”に遭遇してしまい、
その情景が忘れられずこの絵の制作に走ったといわれる一枚。


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そりゃ精神歪むわ。





観て、観て、観まくった。
こんなに絵画三昧な日々は他にないだろう。
調子に乗った私は、
それいけと言わんばかりに次の観光地へと。



シェーンブルン宮殿



ハプスブルク皇帝の夏の離宮だったこのバロック宮殿に、
たくさんの観光客に飲まれるように私も足を踏み入れた。


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マリアーテレジア女帝
エリザベート皇后



きっとその辺の中世貴族の話が好きな人なら、
喜んで食いついた名前だろう。
でも正直私は、知らなかった。
ただこの場所で、新たに知ることができた。
本当にゼロ出発の旅だったな。


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シシィの愛称で知られるこのエリザベート皇后は、
とにかく美の追求に貪欲だったらしい。
宮殿を見学する中で、彼女の部屋の中にあったのは
今でいえばジムにあるようなワークアウトの機械。
長い髪の手入れにも一時間とか余裕でかけたらしい。
今も昔も、女性は美しくなるために努力は欠かせないってことですね。
でもさー、やり過ぎもちょっとねぇ。
なんか自然体で美しくいられる方法ってないんだろか。


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シシィ目線で





さて次はどこに行こう。
まだ今宵のビッグイベントまでは時間がある。
そう思い向かった先は、
「フンデルトバッサーサウス」


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建築好きな人に教えてもらったこの名前。
もともと低所得層を対象とするウィーンの市営住宅だったこの建物。
完成するなりこの大胆なデザインが受けて、
たちまち観光名所になったとか。


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歪んどります。


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ウィーン最後の夜は、
あの国立オペラ座でバレエ鑑賞。
メトロを降りて向かう矢先にこんなのが。
けっこうヨーロッパは有料トイレが多く、
なんとかタダで入れるトイレを探すものだけど、
こういうサービス付きならまぁ多少の小銭払ってもいいかな、と。

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どこまでも音楽の都ね。



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今宵の演目。


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豪華絢爛な劇場ホール


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よくこんな劇場入れたね!って。
高いんじゃないの!?って。
思いますよね。

実はこのバレエを観るために払った金額、
たったの4€。
破格じゃないですか!?
ていうのも、立ち見席だから。
まぁ当日じゃないと購入できない、つまりは早い者勝ちにしろ、
ドレスコードもなし、周りには自分と同じような格好の旅人や、
学生なんかがたくさんいる。
そういう人間はお金はなくても時間はあるわけで。
3時間弱の演目、ずっと立っていられるんだろうかと不安になったとしても大丈夫。
ちゃんとよし掛かれるバーみたいなものが設置してあるし、
それに劇に集中するから疲れなんか感じない。
まぁ疲れたとしたら、その場に座りこめばいいだけだし。
かなりお得なシステムだ。


さすが芸術国だけあって、万人に扉が開かれている。
お金がなくたって、バレエやオペラに触れることができる。
そういうのって、いいと思う。


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ウィーンが音楽の都というのは、
事実だった。





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接吻

Posted by junko on 17.2011 オーストリア Austria   0 comments   0 trackback

「ウィーン」


モーツァルトやベートーヴェンが活躍した音楽の都。
ハプスブルク家の帝都。
あのチョコレートたっぷりのザッハトルテ発祥の地。


なんか色々あるけど。
私にとってウィーンとは唯ひとつ、あの絵に繋がる街だ。
忘れられないひとつの絵。
何時間でも見続けていたかった、ひとつの絵。
今まで生きてきて、そんな絵画に出会ったのは初めてだった。






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前日の10月11日、朝から天気は良好。
さぁ早速ウィーン観光だ!と外に出てみると、
予想外の寒さに気落ちする。
いつの間にこんなに寒くなっちゃったのかな。
よしこが置いてってくれたユニクロのヒートテックはすごく活躍してくれてるけど、
それでもまだやっぱ寒い。

大通りを歩いて行くと、あるわあるわ服屋の連打!
その中でもひときわ、旅人の財布に比較的優しいH&Mに迷うことなく入り、
冬服をあさっていた時、、、
そう、悲劇は起こったのだ。

このブログでも以前書いたことなのだが、
私、財布をすられましてね。
ここ、H&Mでね。

即クレジットカード止めたり、
絶対みつかるはずもないのに警察届けたり、
なんかもう精神的にまいっちゃって。
やさぐれてたわけで。




そして今日、10月12日。
塞ぎ込む気持ちをなんとか開いて、
このままホステルでぶすっとしててもしゃーないしって。
外に出た。


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向かった先は、ベルヴェデーレ宮殿。
目的はただひとつ、
現在は美術館として人々に開かれているこの宮殿で、
クリムトの絵を観ることだった。


そもそも絵画の知識はほとんど無いに等しい私が、
なぜそんな情報を持っていたかというと、
私が師と仰ぐ人がこう言っていたからだ。


「あのベルヴェデーレ宮殿で観るクリムトの接吻は素晴らしい。
 自然光が良いんだよ、すべて計算され尽くしたかのような光の中で観れるからね」


何故だかずっと心に残っていたそのフレーズが、
今回私をこの場所へ連れてきた。
事前にネットで調べて見た時すでに、
その絵のテーマ性みたいなものに惹かれてはいた。
でも、、



今、ここに来て、
目の前にその『接吻』が佇んでいて、
窓から差し込む光は抑えめで、絵をやさしーく包み込んでいて、
あまりにも名高いその絵はやはり名高い理由があるのだな、と冷静に納得したと思ったら
その次の瞬間には心のヒダがやんわりと温まるような、
不思議な感覚に包まれて、言葉通り、足が止まってその場から動けなかった。



パソコンの画面で絵を観たところで、
あたかもそれを知ったかのような気になるのは大きな間違いだ。
当たり前だけど、本物にかなうわけがない。



画角が正方形というのも新鮮だった。
正方形独特の、言葉でいえば「間」みたいなものが好きだ。



何分くらいそこに立っていたのかなぁ。
魅入るとは、こういうことなんだろな。
たまに近づいてみたり、遠ざかってみたりもしたけど、
その絵がまるごと視覚に入る位置で、
目の前を横切る人も気にならない程、
至福の時間が流れていた。



100年も前に描かれたひとつの絵画に、
今こうして現代に生きる人間が感銘を受けている。
芸術は時を超える。
まさにそれを実体験として得た瞬間だった。
彼の絵を観ることで、
H&M事件で荒んでいた心が洗われたようで、
クリムトよ、ありがとう!と叫びたくなった。


そんなクリムトに興味を持った方はこちら



清々しい気持ちになって宮殿を出ると、
あぁそうだ、ここは宮殿だったんだと思い出させる景色が目の前に。

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いつまでもあの余韻に浸っていたいような午後。
帰り道、シュテファン寺院の横を通ると、
運悪く改装中。
でもそこはやっぱり観光地、人々の目を潤す努力が垣間見える。


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中に入るとそこにはやっぱり、光が。


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教会は旅ちゅう、自分にとって休憩場所だった。
そんなこと言ったら不謹慎かもしれないけど、、
よっぽどの観光スポットじゃない限り、無料で入れるし、
静寂だし、涼しいし、座れるし。
ふーっと、落ち着ける場所だった。
走り続ける一日の中で一息つくような。
誰かを思い出してみたり。
そういう時間を教会で過ごしていたような気がする。






  

プロフィール

junko

Author:junko
北の大地でお魚食べて育った少女が、
世界へ旅に出ます。

写真が好き。
でも人はもっと好き。

まだ見ぬ出会いを、笑顔を、そして
感動を求めて。

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