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その地の果てに

Posted by junko on 18.2010 ポルトガル Portugal   9 comments   0 trackback
皆さん


心に沁みる応援歌、本当にありがとうございます!
めちゃくちゃ嬉しくて。。
すごく、勇気づけられました。


その後調べてみると、
50mmのレンズはもう使えないけれど、
カメラのボディ自体は無事だったので、
もう一つのズームレンズを使って撮り続けていくことが可能なことがわかりました。

撮れるっていうだけでも、
そして皆さんの言う通り、体が無事だっただけでも、
有り難く思わないとですよね。


そして今日。
たくさんの人の励ましと、旅友とのグッドタイミングな再会も相まって。


ユーラシア大陸最西端、ロカ岬へと行ってきました。


初めて間近に見る大西洋は、
そのスケールの大きさで、勇気を。
その優しい藍色で、安らぎを。
私にくれた気がします。


もう大丈夫です!
最後まで、この旅を続けられる幸せをかみしめて、
ゴールを目指しますね!


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さんぼ君、ありがとう。


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二度あることは

Posted by junko on 17.2010 ポルトガル Portugal   5 comments   0 trackback
久しぶりにブログを再開して早々、
こんな話するのもあれかと思ったんですが、
どうしても、やりきれなくて。

それに、誰かに励ましてほしくて。
情けないけど、カッコ悪いけど、そんな気分。
何よりも日本語で訴えたい。
ホステルに泊まってる女の子達に慰められたところで、
どうにも英語じゃ伝えきれないこのキモチ。




わたくし今日、泥棒を捕まえました。




いや厳密に言うと、腕を掴んだ、ということです。

わかりにくいですよね。
そうですよね。。
だってまだ混乱してる。。



今わたしは、ポルトガルのリスボンにいます。
気づけば旅もあと10日ほど。
過ぎてみると、本当に早い5ヶ月でした。

あー違う、こんなんじゃ締めの言葉になってしまう。

まぁそれで、今日、トラムに乗って少し遠い町まで行こうとしたんです。
トラムを待っている間、それはそれは気持ちが良くて。
今までのヨーロッパとは異なる、抜けるような青空を見上げて、
うっすら笑みまで浮かべていた(かも)。

そんな気の緩んだジャパニーズを、
奴らは見逃さなかったわけですね。
トラムが到着し、乗り込む際。
なんでかすごく混雑して、前後を人に挟まれた。

「早く前進んでよ、切符買わなきゃなんだから」

そう思って、車内の自動発券機まで無理矢理進んでみる。
と、その時、背後にぴったりくっつく男の影。
むしろ影というよりも、感触に近い。

その瞬間自分が取った行動に、今もビックリなんですが、
気づいたらその男の腕を掴んで、
「何したの!?ねぇ、あんた今何した!?』
と叫んでいる私。

リュックを見ると、確かに閉めたはずの口が開いている。

「やられた・・・」

そう思った瞬間、私は掴んだ腕にぎゅっと力を込めて、
彼を車外へ引きづり出し、
大声で問う。

「何盗った!?その手見せて!」

目の前の男は、10代後半の少年。
焦りと戸惑いの表情で、聞き取れない言語を喋っている。
だけど彼はすぐさま逃げようとしなかった。
いや、逃げられなかったのか?
それほど私の手に力が込められていたのか?

一瞬よぎる、嫌な予感。

もしかして、私の勘違い?
だったらどうしよう、ものすごいひどいことしてる。。


そう思ったのも束の間、気づけば私達2人の周りを、
かっぷくのいいおばちゃん達が囲んでいるではないか。
そして、一斉に彼をまくしたてている。

ポルトガル語は、オブリガードしかわからない私でも、
なんとなくおばちゃん達の言っていることは理解できた。

「あたしゃ見たんだよ!あんたがリュックに手を突っ込んでるところをね!」
「そうだよあたしも見たよ、早く出しなさい!」

そういう間にも、3人、4人と次々に人が集まって来る。

とりあえず、私の勘は間違っていなそうだ。
リュックの中身を今一度確認する。

財布、ある。
レンズ、ある。


盗られて困るものが両方無事なことを確認できた後、
ふと彼の腕を掴んでいた手の力が抜けた。
その瞬間、彼は人込みの中へと消えていった。


安堵感がすぐさま悲しみに変わった。

「どうして。。」

おばちゃん達は、色々と私に言ってくる。

「気をつけなきゃだめだよ」
「カメラも中にしまいなさい」
「あたしゃこの目で見たんだよ」

とりあえず全て無事なことをなんとかジェスチャーで伝え、
御礼を告げてその場を離れた。



「今日はついてないな」



実は、黙っていけど、
スリは初めてじゃないんです。

まぁその国までブログが辿り着いてからここで告白しようかと思っていたんですが。
私、ウィーンでスリに遭いましてね。。
財布とカード、やられました。

まぁその時のショックといったら。。
しかも、事件はH&Mで起きたっていう。
今思えば笑い話だけど、その時は本当に悔しくて。
ちょうど直前にATMでキャッシュを引き出したばかりだったため、
かなり痛い額の現金が財布に入っていたこと。

そして、洋服を選ぶという、女の子にとって至福の時間を
狙われたということ。

たぶんATMの時点で目をつけられていたんだと思うけど、
ほんとに悔しかった。
しばらくやさぐれてましたよね。

でも、すられた直後に私が取った行動。
試着して、悩みに悩んで選んだこの洋服たち。

買わないわけにはいかないでしょう!?

幸運にも別の場所に入れていたもう一枚のカードで、
買いましたよ。えぇ。
ポリスに行く前にね。
というか、ほんとに冬服必要だったんです、寒くて。



その時の思いが甦った今日。

「くそぉ・・・負けへんで!!」

という謎の対抗心が生まれ、気分を入れ換え、
次に来たトラムに乗り込んで、目的地まで行きましたよ。


とりあえず全部無事だし、良かった。
これもネタだな、なんて思ったのが、甘かった。


ついてないな、と思った時、
一瞬、今日はもう帰ろうかと思った。
おとなしくしてる方が無難だと。
だけど私はそこに抵抗した。
一体何に負けない気だったのか?

そして事件はまた起きた。。



今夜は、ポルトガルの伝統的な歌、ファドを聴きに行くつもりだった。
向かう道すがら、もう空は濃紺に染まり、
石畳を街灯が弱々しく照らす。

雰囲気は良い。
さっきまでマントの中にしまっていたカメラを、
外に出す。
撮る。

その数秒後。



こけた。



いや笑えないぐらいの派手なやり方で。
両腕が地面に着く前に、鈍い音がした。
膝もおもいきりぶつけた。



痛みのあまりしばらく立ち上がれずうずくまっていた私を、
ポルトガル人のおばちゃん達はほっときません。

「大丈夫かい!?」
「あの石につまづいたんだねぇ」
「あんた立てるのかい?」
「病院行くかい!?」

多分そんなことを言ってくれていたのだろう。
振り返ると、本当に大きな石が地面からせり出している。
すると近くの建物の守衛さんが、やってきた。

「とりあえず中に入って座りなさい」


だけど私はそれどころじゃない。
レンズフードもキャップもどこかに飛んでいって、
大事なレンズが剥き出しになっている。

「キャップが・・・フードが・・・」

おばちゃんが拾ってくれる。
はめてみるけど、手が震えてうまくできない。


「膝は曲がるかい?」
「氷で冷やすかい?」

本当に膝が痛くて、うまく歩けない。
でもここにうずくまってても仕方ない。
力を振り絞って立ち上がる。


「立て。立つんだ淳子」

気持ち悪いけどそんな感じ。

建物の階段に座り、守衛さんが問う。

「一人なの?ジャパニーズ?病院行く?」

とりあえず時間が経てば治る感じの痛みだし、
何よりもカメラが気になって仕方ない。

「大丈夫、オブリガード。一人で帰れるから」

するとどこで仕入れたかわからないが、
おばちゃんが氷を持ってきてくれた。

「これで冷やしなさい」


あぁ。。
本当に、旅とは、皆々様に助けられて成り立っている。。



心からの御礼を伝え、一人ホステルへ帰る道すがら。

泣きそうだった。

でもこらえた。



一刻も早くホステルに帰りたかった。
二度あることは三度あるって、いうから。
怖かった。
正直今でも怖い。
無事に何も起きずホステルに帰ってきて、
今これを書いているのは20:30。
早く12時を廻って、明日になってほしい。




カメラは、やっぱり壊れていた。
フォーカスがおかしい。動かない。
シャッターの様子もおかしい。
レンズを囲む部分にも、ヒビが入ってレンズフィルターがはまらない。



あと10日だったのに。
どうして。



今までもこけたことはある。
でもその度にカメラは守ってきた。
だって相棒だから。

まだここでみんなに全部見せれていないけど、
たくさんのたくさんの写真を、この子は撮ってきてくれた。

なのに。

どうして、あと10日なのに。
どうして今日だけは、守れなかったんだろう。
どんなに怪我しても、この子だけは守りたかった。


大事な大事な50mmレンズに傷がついた。
私の心にも、ヒビが入ったみたい。

痛い。
めげそう。
どうしよう。
混乱。



あの時おとなしくホステルに帰れば良かった。
まったくもって不要な、相手のいない対抗心を持って、
あたしは何をしたかったんだろう。

違和感に素直に沿うのは正しいって、知っていたはずなのに。

トラムのあの時、確かに感じた違和感。
「今日は嫌な予感がする」
それを自分で無視した。



全部自分のせいじゃん。



明日からどうしたらいいんだろう。
このカメラが生きない旅なんて、考えた事もなかったから。
せめてシャッターが押せればいい。
フォーカスは、マニュアルでやればいい。
スピード感には欠けるけれど、
逆に、狙って狙って狙った果ての、
本気の一枚が撮れるだろうか。


正直今は怖くてカメラに触れない。



なので。



誰か励ましてください。






  

プロフィール

junko

Author:junko
北の大地でお魚食べて育った少女が、
世界へ旅に出ます。

写真が好き。
でも人はもっと好き。

まだ見ぬ出会いを、笑顔を、そして
感動を求めて。

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